2017年振り返り 同人

電子書籍による同人誌活動ーー皆様も楽しんでみませんか?

一説によると、日本の同人誌市場は七百億以上。参加サークルは七万くらいもあるそうです。

これは創作・販売活動ですが、サークルの六割は赤字。

利益が二十万以上(確定申告が必要)出るのでも一割程度。
何百万からもう一桁上と言う、専業でも成り立つレベルだと

1%以下になるのだとか。

今は高額納税者発表なんかありませんから、さらに上はわかりませんが、参考では十年ほど前に「三年で二億の利益」と言うのがありました。
なんでわかるかと言うと、この作家さんは脱税したのがニュースになったんです(お~~い)。


さて、恋歌のこの一年を振り返ってみると、同人初心者にも関わらず、上位一割手前まで行きました(σ≧▽≦)σ

理由は色々ありますが、一つはAmazonの電子書籍と言う形態のメリットをそこそこ活かせた事でしょう。

すなわち
印刷が不要。
ネットでデータとして作品を売ってますから、紙に印刷する経費や時間が全く要りません。これだけでも紙書籍に比較してコストが激安になります。

在庫管理が不要。
それこそデータのみ販売ですから、在庫がいらない。管理費も管理場所も運送費もなく、しかもいつでも買える。
これは大きいです。一作を気に入ってくれたお客様はすぐ既存作品を購入可能ですからね。探す必要も取り寄せる労力も要りません。売る方から言えば即対応で逃がさないと言う事ですね。

こういうメリットのおかげです。もちろんAmazonにはデメリットもたくさんありますが、それをこれから何とかして、同人誌活動を継続して知見を貯め、いつかは『電子書籍同人誌活動ノススメ』みたいな本をまとめて発表したいです。

あ、いや。勧めると言っても、前述の二億作家みたいなレベルではありません。
メジャーリーグを目標に野球を勧めたりはしませんよ。せいぜい「自分で釣った魚は美味しいよ♪」と釣りを勧めるくらいです。

恋歌がそれくらいですし、その二億作家さんは、作品は未読なので、質については論及出来ませんが、稼いでいる頃には月に二冊。コミケだと新刊で四冊は出すほど精力的だったそうです。
漫画でこれは専業でも大変でしょう。

ま、他作家さんの構図をパクったとかトレースしたとかの誉められない事もなさるそうですが。

それに運営もシビアで、コミケの売り子さんへの報酬が現物支給だとか、セット販売の方が高いとか、抱き合わせのぼったくりだとか…利益に貪欲な方なんですね。
それでも売れ続けているんだから、すごい実力と商才です。


そういう世界の違う話は置いといて、とにかく恋歌が目指しているのは月売り千部が確保できるノウハウの取得です。そしてそれを世の中に弘め、恋歌レベルか、それ以上を募りたいのです。

この御奉仕活動の動機は
市場を大きくしたい。恋歌一人がバイト感覚くらいで頑張っても先は知れています。
それよりは「お小遣いにはなるよ!」とアマチュア作家を増やし、売上規模を足し合わせて大きくし、世間に同人誌の電子書籍がちゃんとしたレベルで一定規模で存在すると認知させたい。
これが出来れば市場としても安定するし、新たな参入も期待できるでしょう。発展する方向に流れを作りたいのです。


今、日本の小説の販売数はずっと減少傾向です。本屋さんも最盛期の半分くらいまで減ったそうです。

理由は色々ありますが、主な一つは読者のニーズの多様性に応えられないからでしょう。


誰もが同じお話では満足しなくなったのですね。
ゲームでも最初から最後まで一本道より、色々試せるのが主流になったように、読み手も自分好みの作品が、世界が欲しい。規格品だけでなく、カスタムメイドも欲しい。


先に書いた同人市場の拡大もその現れでしょう。
日本の同人誌は二次創作がまだまだ主流で、これは好きな作品の好きなキャラを、自分の好きに動かしたい! と言うものですから。書き手も読み手も、求めているのは自分の好み(嗜好)の作品です。

また、本屋さんにもその傾向は現れてます。
行かれてみて、子供の頃の光景(ああ、歳がバレる…)と比べて下さい。
本の種類、ジャンルが圧倒的に増えています。

一説によれば、今は一日平均二百冊以上が出版されているとか。総需要は減っているのに、多様化するニーズに応えようと、或いはニッチな新ジャンルを開拓しようと、業界の方々も考えているのでしょう。

ですが、この多様化対応を既存の出版社等が行うには限界があります。それが利益の確保です。

同人誌であれば、利益を作者がほぼ独占出来ますが、プロは会社だから違う。
何でも本の代金の内、作者が印税で10%、出版社が40%、印刷会社が20%、取り次ぎ(卸)が8%、本屋さんが22%が取り分だそうです。

……関わる人が多いですね。これら皆様に利益を回すには最低でも万単位の部数が売れないと困るそうで。
(実際はそこまでいかない本が多く、一部の大家の売上で皆を補填しているそうです)

恋歌が目指している千部程度のお客様のジャンルなんかプロは相手に出来ない。

でもニーズはあるのです。お客様はいるのです。もったいないじゃないですか。
だから同人誌なのです。手軽にできて、ちょっと小遣い稼ぎになって、買った人にも喜ばれる。漫画で出来ているんだから小説でも不可能ではない。
千部安定にはニッチなニーズを見つけたり等々、まだまだ必要なノウハウが恋歌に足りませんが、まあ、三年もやれば……

ネットの小説と言うと、最近は「なろう系」がありますが、あそこから見込まれて出版にこぎ着けるのは新人賞とるくらいの確率ですし、実力もいる。

さらにプロになっても新人は普通苦しい。年収150万くらいで多い方だそうですから。

そう言うのの練習がてら同人誌で小銭を頂けるようになってから、プロを目指すと言うのもアリでしょう。


まあ、つらつら好きな事だけ書きましたが、とにかく皆様。今年はお世話になりました。良い御年を御迎え下さいませ。


追記睡蓮亭異聞 守り神』がほぼ完成です。予告通りに一日に上梓します。書き終えるのが残念なくらいの出来でした。乞うご期待!

キーワードは『お母様』

宣伝だよ~~ カチこめ! 元旦!    六十五世

2017年12月29日