しんしん
恋歌のところのコンセプトは『インモラル・コメディ』です。いけないエロスの中にちょっと笑いをーーで、これは禁忌とされていても愛は愛。好きなら好きで無理せず緊張せずにいきましょうという持論によるものです。ゲイだって最近、市民権を得たじゃないですか。
気に入ってます。
ただ、作品として見た場合にも異論はあるでしょう。愛など人それぞれだし、嗜好などそれこそ無限にあります。
笑いを入れるなど近親愛を馬鹿にしているとか、近親相姦でハッピーエンドなんて認めないとか、昔は散々言われました。
ですが、そう言うご意見を否定はしません。これは好き嫌いの問題ですから。互いを否定しない限り、誰かに迷惑をかけない限り、どんな奇異に見える趣味でも存在は許されるべきと考えてます。
作品を有料化して一番良かったのは、こう言う違う嗜好の方と当たらなくなった事でしょう。
何せ悪口や否定をするにはお金出して読まなければならない。悪意でもなければそんな事やってられない。実際、そんな人はいませんでした。
作品にちゃんと『こ~んなお話』と表示してますから、誤爆もありません。良かった良かった。
今ではこのお味が好きなお客様の為に練磨してコンスタントに創作していく事に注力しています。
寿司屋がフレンチのお客様を横取りしようとフランス料理もどきを作るような馬鹿な真似はしません。
まあ、毎回、嗜好は一緒でも味は少しずつ変えますけどね。
今、書いているのは『静かで深い母性愛』がテーマです。お子さんへの愛の為に覚悟を決めたお母さんーーと言えば想像つくかな?
……つかない? うん、そうでしょうね。ならばもう少々お待ちください。
第十二夜『母尽くし』ついにラストスパートです。週末に上梓出来るかな?
宣伝どす。 四十弐世