なんで有料? 対応
やってみてわかったのは、電子書籍販売のAmazonKindleは本屋さんではない事です。
つーか、あれは巨大な倉庫。書籍も入っているというだけの。
あるのはデジタルデータですから、在庫は無限。倉庫保管料も無し。資産としての税金も不要。
ですが、本屋にあるべきな平積みもショーウィンドゥも無し。つまりアピールがとてもしにくいのです。
基本、買い手は欲しいものを検索は出来ますが、売り手からの働きかけがほぼ無い。上梓するだけで待ってるだけ。
ランキングは有りますので、上位になれば目立てますが、目立てなければ数は出ない以上、他媒体で宣伝できる既存の出版社とか、一定のファンがすでにいるプロ作家が圧倒的有利です。
恋歌のようなアマの新人の同人誌にはきつい世界ですわ。
ですが、駆け出しはまず自力で立たねばならないのが自然の摂理。自分に有利じゃないからと環境に文句を言うのはお子ちゃまです。(ええ、もう若くもありませんよ?)
ここは男前に、この状況から売上を上げる方法を考えましょう!
まず、アピールですが、まさか宣伝は打てません。そんな経費はない。
ただ、Amazonも売上ランキング以外に、新刊紹介と言うのがある。そこなら内容を問わずに新刊なら掲示してくれます。
ならそこにずっと取り上げて貰えるようにすれば良い。つまりずっと新刊ならば良い。
不可能? いえ、同じ作品であるべき必要はないのですよ。ただ、『恋歌』名義であれば良いだけで。
つまり『どんどん新作を出し続け』れば良いのです。新作コーナーに行けば必ず『恋歌』の筆名が目につくように。
……えらい事を言ってるなという自覚はあります。計算でどれだけ必要か――ではなく、どれだけ量産がきくか? で考えれば、恋歌の能力と時間から、月一作くらいでしょうか。
これが必要十分条件なのではなく、能力的限界(さらに希望的観測)として。
あと質も課題です。ずっと露出して人目に触れ、運良く購入頂けても、中身が駄目ならそれだけです。
購入頂いたチャンスを更なる成果につなげる為には、『恋歌』の本は面白いと思って頂いて、他の作品にも興味を感じてもらわねばなりません。
要するに月刊で出す作品一つ一つの質も向上させ続けなければならないという事です。多作に高品質が兼ねそわられてこそ、乗算で成果につながるでしょう。
つまり『より高品質なものを! よりたくさん!』
……なんだ。メーカーの基本にして王道じゃないの。当たり前すぎる話でしょ?
というわけで、恋歌の三夜め『良妻賢母 春奈』が現在で七割完成。ちょうど明日から三日ほど入院しますので、その何もない時間で完成させ、週明けくらいには上梓します!
待って頂いた方々、御期待下さい!
ああ…宣言してもうた。これでもスケジュールギリギリなのに……
でもそこまでしないと、すぐへたれる恋歌の今日の標語『自分を追い込め!』 十六世