なんで有料? 結果

Amazonの電子書籍Kindleには有料作品が十万冊以上登録されています。
その売上順位も公開され、一時間毎に更新されております。

だいたいの感じで言うと、一冊売れたら順位がポン! と一万位台に上がります。続けて売れたら何千位台くらいにポン!

で、売れが止まるとこの順位がジリジリと下がります。ええ、本当にじりじりと。見ていて辛い。
そのまま売上がないと、だいたい一週間くらいで十万位台くらいになります。ここまでくると、底値安定でほとんど動かなくなります。

そして忘れた頃にまたポン! と…

毎日、覗いていると概ねわかります。『睡蓮亭』は月に数冊くらいでした。

そして発売から4ヶ月で集計。その結果は!?

販売数二十冊 + 推定数百八十冊 → 計 二百冊!

おおっ! もう計画達成! やった! 購入していただいたお客様 ありがとー

O(≧∇≦)O

……いや、ちょっと待て。感謝は当然だけど、この集計の「推定」ってなに? 「推定」って!?

説明しましょう。
AmazonKindleには販売の他に「有料読み放題」というサービスがあります。月額980円くらいで登録した作品を好きなだけ読めるんです。
ここの管理は冊数ではなく、読まれたページ数になります。ちょっと読んですぐ止めたとか、何度も何度も読み返したとかあるでしょうから。

作者にはその読まれたページ数だけ報告されます。その数字を作品のページ数で割った数字が「推定百八十冊」ということなんです。

とにかく、まあ計二百冊でした。他にAmazonは発売時に無料ダウンロード期間というのもありまして、そちらは百冊でした。合わせて三百冊。弘めるという目的からは上々でしょう。

有料同人誌アマチュア作家の出だしとしてはまずまずか、と。

そして振り込まれた印税は!?


約一万六千円くらいでした!


……おい、こら。ちょっと待て。定価五百円が二百冊有料で売れたのよ? Amazonの印税六割強で約六万円じゃないの?

これも実は「読み放題」サービスのせいです。「読み放題」の場合は定価や内容に関わらず、一律で一ページあたり0.5円で支払われるのでした。

つまり『睡蓮亭』の尺だと読み放題なら一冊分で約60円。ご購入いただいた場合のごぶんのいち……

これは計算違いでした。なんせ売上の九割が「読み放題」だから痛い。初期経費の回収にもなりません。

この全額だけでも費やした時間で計算すると、時給約三百円…
バイトなら労働基準局がカチコミかけるくらいブラックです。

参りましたわあ~

まあ、会社とは違い、誰にも命令されずにお仕事してお金になるというのは初めての経験でしたので、楽しかったですけど。  十五世

2017年02月09日